2018年1月から南三陸町に移住し、いりやどスタッフとして働いている小陳(こぢん)です。先月(2017年12月12~16日)、着任前の引継ぎや挨拶回りを行うために5日間南三陸町に滞在し、花見山ハウスに宿泊しました。

 

5日間のスケジュール

Day1(12/12) 移動(東京→南三陸)、スタッフミーティング

Day2(12/13) 町内視察、南三陸BIO訪問、志津川地区訪問、勉強会(イヌワシの生態)

Day3(12/14) 事業打ち合わせ、戸倉地区訪問、農作業体験、勉強会(海洋生態系)

Day4(12/15) 歌津地区訪問、入谷地区訪問

Day5(12/16) 移動(南三陸→東京)

 

中日の三日間、先輩スタッフ引率のもと、町内の四地区(歌津、志津川、入谷、戸倉)を回り、いりやどがお世話になっている方々にお会いしてきました。滞在中にいただいた名刺の数、なんと100枚以上(!) 職業では農業、漁業、林業、運送業、観光協会、旅館、役場、商店など、年齢は21歳からこの道数十年の大ベテランまで。多種多様な方々が一体となって、地域づくりに取り組んでいることを実感しました。

花見山ハウスはいりやどから徒歩5分ほど。近くにはコンビニや定食屋・居酒屋もあり、三食の確保には苦労しませんでした。部屋の泊まり心地や水回り環境も写真のイメージと違わず、快適に過ごすことができました。

数日をかけて多くの方々とお会いし、地域づくりへの関わり方や想いを聴くなかで、このまちのあらゆるなりわいをつなぐストーリーが浮かび上がってきました。それは、「持続可能な、新しいまちを創る」ということ。森・里・海の恵みを人の暮らしに活かすことも、暮らしを紡ぐものを生み出すことも、まちの内外から来る人を店や宿でおもてなしすることも。どの立場に身を置いても、持続可能なまちを未来へ受け継ぐことは、町民としての志であり、かつ自らの生業にとって必要なことでもあるのだと。

「持続可能性」は、これからのまちづくりや社会構想を考えるキーワードとして、近年注目が高まっています。その現場には、どんな人の取り組みや想いがあるのか。ぜひ現地を訪れて、このまちがもつストーリーを、五感すべてで感じ取ってほしいです。